ロゲインはアメリカ生まれの育毛剤であり、ミノキシジルが配合された外用薬です。ミノキシジルとは医療的に育毛促進効果が認められている成分であり、もともとは高血圧患者のための血圧を下げる薬として処方されていたものですが、服用すると毛髪が増加すると効果がみられたため、その発毛効果が話題となりました。そこから発毛効果が検証され始め、1980年代のアメリカでミノキシジル配合の育毛剤が発売され、口コミなどで広まり注目を集めました。
ミノキシジルは頭皮の血行を促進して発毛を促します。髪が育つためには、毛根の奥にある毛乳頭とその周囲にある毛母細胞の働きを活性化する必要があります。発毛の仕組みとして、血の巡りがよくなると頭皮に栄養分が運ばれて、代謝が活発になり細胞分裂が盛んになるため、毛母細胞が発毛を促すことに役立つのです。ミノキシジルはアメリカだけでなく日本の皮膚科学会でも高い評価を得ていて、治療に強く勧められる成分としてミノキシジルがあげられています。発毛に効果的だと評判のミノキシジルですが、残念なことに生え際やM字の部分の発毛は期待できないとされています。
発毛に関しては良い事ばかりのように感じますが、安全性といった面ではどうでしょうか。外用薬であるため、皮膚が敏感な方は湿疹ができたりかぶれたりといった副作用が起こるようです。その他にも注意点として血圧を下げる作用があるので、低血圧の方はなるべく使用を控えた方がよいでしょう。使用方法は1日2回、1回分の1mlを地肌全体に塗布して頭皮をマッサージします。使用の際の注意点として、塗布後はドライヤーなどを使わず自然乾燥させることや、パーマーをかけたり毛染めをする際には育毛剤をきれいに落とす必要があり、毛染め剤やパーマ液を使用した時は、24時間以上は間隔をあけて使用してください。また育毛剤を塗布して髪が乾いた後であれば、スタイリング剤が利用できます。ただし、次の洗髪や水泳は塗布後4時間以上あけてから行うようにします。
育毛剤は毎日の継続したケアが大切です。比較的コストのかかる育毛剤ですが、ロゲインにはジェネリックもあり、価格を抑えて購入することも可能です。発毛の効果も変わらないので、長期的に使用することを考えるとジェネリックの値段はとても魅力です。まずは自分の頭皮で効果を試してみたいといった場合にも、リーズナブルな価格であれば安心して利用することができます。1980年代から利用されている育毛剤であり、愛用者も多く口コミでの評判も高いため、安心感のある育毛剤といえます。